VLANの設定方法と確認

VLANの設定は(1)VLANの作成、(2)インターフェイスへのVLANの割り当ての順序で設定します。VLANの設定と確認の仕方をみていきます。

VLANの設定方法

VLANの2つの設定方法

VLANの作成には以下の2つの方法があります。

  1. VLANデータベースモード
  2. グローバルコンフィグレーションモード

VLANの作成1(VLANデータベースモード)

特権モードでVLANデータベースモードへ移行します。

#vlan database

作成するVLAN番号を入力します。VLAN名は省略可能です。

(vlan)#vlan <vlan番号> [ name <vlan名> ]

VLANの作成2(グローバルコンフィグレーションモード)

特権モードでグローバルコンフィグレーションモードへ移行します。

#configure terminal

作成するVLAN番号を入力します。

#vlan <vlan番号>

作成したVLANに名前を付ける場合は次のコマンドを使用します。このコマンドは省略可能です。

(config-vlan)#name <vlan名>

インターフェイスへのVLANの割り当て(アクセスポート)

グローバルコンフィグレーションモードからインターフェイス設定モードへ移行します。

(config)#interface <タイプ><ポート番号>

インターフェイスをアクセスポートに設定します。

(config-if)#switchport mode access

割り当てるVLAN番号を指定します。

(config-if)#switchport access vlan <vlan番号>

インターフェイスへのVLANの割り当て(トランクポート)

グローバルコンフィグレーションモードからインターフェイス設定モードへ移行します。

(config)#interface <タイプ><ポート番号>

インターフェイスをトランクポートに設定します。トランクポートはデフォルトで全てのVLANを透過するためVLAN番号の指定は必要ありません。

(config-if)#switchport mode trunk

[設定例1]

"Dev"VLANをVLAN番号10で作成し、Fa0/1に割り当てる。

Switch#configure terminal
Switch#(config)#vlan 10
Switch#(config-vlan)#name Dev
Switch#(config-vlan)#exit
Switch#(config)#interface FastEthernet0/1
Switch#(config-if)#switchport mode access
Switch#(config-if)#switchport access vlan 10
Switch#(config-if)#end

[設定例2]

Fa0/2をトランクポートに設定する。

Switch#configure terminal
Switch#(config)#interface FastEthernet0/2
Switch#(config-if)#switchport mode trunk
Switch#(config-if)#end